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樽太鼓 アーカイブ

2006年03月02日

樽屋は樽太鼓(たるたいこ)の季節になりました。


少し、暖かくなってまいりました。
お歳暮用の杉樽、お正月の酒樽、さらに旧正月の為の樽酒・・・・・・・・などの出荷が終わり、
春のお花見に使う一斗樽や、四斗樽で容量が一斗という特殊な樽をつくるまでの空いた期間に樽屋は「樽太鼓」たるだいこ(太鼓樽とは別物)をまとめて作り置きしておきます。
四月の新学期に幼稚園や小学校の音楽の授業に使うからです。
高さや雰囲気が丁度いいので居酒屋の椅子にも、しばしば使われます。

樽は本来、液体を入れる容器として確立した物ですから、風と光、そして温度湿度の変化に弱いのですが「たる太鼓」はメンテナンスさえ、しっかりしていれば、数年は楽器として使用できます。
それでも蓋が、ささくれだって来たりした時には竹のタガごと蓋を新品に取り替えることが出来ます。
費用は新品の半額位かかりますけれど、また何年も太鼓として使う事ができます。
LANCIAのレストアと同じ作業をします。バラバラになっていても復元させますから、ご安心下さい。

たるや竹十

 

写真は一斗樽(18リットル)、高さも直径も約34センチです。

2006年03月08日

小学校の音楽の授業は樽太鼓(たるたいこ)

各地の幼稚園、小学校で「樽太鼓」が生徒たちに喜ばれています。
神戸市の小学校は殆ど、音楽の授業に樽太鼓を使ってくれています。

山梨の石和南小学校や兵庫県の氷上養護学校、また川崎市の小学校でも「樽太鼓(たるたいこ)」を使ってくれています。
「たるや竹十」の「樽たいこ」は何年も良い音が出るように特別な方法で作っております。
痛んできましたら、いつでも修理が出来ますから、釘やボンドは使用しないで下さい。
また、使う前に水をかける方法も避けてください。あとから樽のタガがゆるんで来ます。

写真は神戸小学校

2006年03月09日

樽屋は小さい「樽太鼓」も作ることが出来る

某市の幼稚園から依頼があって、一番小さい樽太鼓を16個作りました。
樽は小さくなるほど、作るのが難しくなります。道具も一から誂えなければなりません。
次回の注文が、いつになるか分からないのですが、小さいから少し安い値段に設定せざるを得ません。随分贅沢な話です。
小さい樽太鼓は小学校の低学年の音楽授業にも使われます。
居酒屋などの椅子にも使われます。


大きい物をつくる方がずっと楽です。作る事が出来ない樽屋の職人さんも多いそうです。

こうして、トラックに積み終わり、運送会社に託すと、ほっとします。
子供たちも、きっと喜んでくれる事でしょう。

2006年03月15日

「神戸太鼓」という名の「樽太鼓」(たるたいこ)

ある宵、神戸の元町通りを散歩していたら、何やら祭りらしく、諏訪山にある神戸小学校の生徒たちも参加していました。彼らが叩いている樽太鼓は「たるや竹十」が作った杉樽の太鼓ではありませんか。

元町通りの一本南にあるのが、南京町(中華街)。
いまでこそコジャレたお店が増え、人通りも増えましたが、かつては外人バアが立ち並び、怪しげな店の林立する夜道の漫歩が憚れるような異空間だったのです。

いまは華やかな中華街も、昭和40年代までのそこは入るのに勇気がいるような汚い料理店が数軒並んでいるだけで、横浜の同名の地域とは比較にならない所だったのです。
神戸市の恥部のひとつでしたが、いまでは一大観光地となり、さらにコギタナイ雑居ビルの中を、それ風に改造した小ブチック村には他府県からわざわざ買い物にやってくる程に変貌しました。

地震の翌日にはふだん通り営業した強いエネルギーを持った町でもあるのです。

 
「神戸太鼓」とは神戸小学校の命名だそうです

2006年03月30日

本日、樽太鼓(たるたいこ)が沢山、出荷されました。

三月と四月は樽太鼓を音楽の授業に取り入れられている学校から、樽太鼓の注文がよく来ます。
樽太鼓が学校に届くと、子供たちは大喜び。やっぱり新しい樽太鼓は音が良いのです。

2006年03月31日

樽太鼓(たいこだる)と太鼓樽(たるだいこ)

「樽太鼓」は楽器や椅子などに使われますが、樽屋では「太鼓樽」といえば、竹のタガを入れる前のこの状態を、「太鼓」または「太鼓樽」と呼び慣わします。

(革を張った楽器の太鼓を一般に「樽太鼓」と言うこともあります)

樽屋では、暇な時期に「太鼓樽」を沢山作り置きします。
「たるや竹十」では「太鼓樽」の他に「樽太鼓」も作って置かねばなりません。

樽太鼓に使う竹は冬に切った物でないと強度の点でダメなのです。

ここまでが腕の見せ所。
殆ど完成に近いのですが、このあと、竹を巻き、タガを締めていくという力仕事が待っていて、真冬でも汗びっしょりになります。

2006年04月23日

幼稚園の卒園式に樽太鼓演奏

神戸市西区の「木津幼稚園」から、新しく樽太鼓(たる太鼓)12丁の注文を頂き、早速納品しました。

この木津幼稚園では卒園式で樽太鼓演奏が披露されたのです。
樽太鼓は「たるや竹十」のもの。
子供たちのエネルギーを思いっきり発散させてあげたいという園長先生の願い通りになりました。

写真は「神戸新聞」の地域ニュース記事です。新聞では「樽」という漢字を使うことが出来なくなりました。
「樽太鼓」も「たる太鼓」、或いは「和太鼓」になってしまいます。
木偏に尊の「樽」という漢字が新聞紙上から、消えたことは寂しい限りです。

ボランティアで園児に指導をしている坂本睦子さんは19歳。
各地で賞を総なめにしている神戸市立西高等学校和太鼓部の元副部長です。

また、この高校の太鼓を指導しているのは「和太鼓松村組」の同校教師松村公彦氏です。

2006年08月03日

樽太鼓(たるたいこ)あるいは太鼓樽(たいこたる)の修理

夏休みですが、新学期用や休暇中の催しのために太鼓樽の注文や修理の依頼がよく来ます。この樽の呼び名は、本来、太鼓樽(たいこだる)ですが、樽太鼓(たるだいこ)とも言います。

乾いた太鼓樽を、音が出ないからと言って、プールに投げ込む先生が未だに何人もいらっしゃいます。
「プール投げ込み法」は最後の応急手段であって、明日が音楽会だというのに修理が間に合わない時に仕方なくする方法で、水分を過剰に吸収した樽太鼓から確かに音は出るようになりますが、その後急速に樽太鼓は乾燥していまい、二度と修理が出来なくなります。
樽屋としては絶対に止めてもらいたい方法なのです。

写真はある小学校の若い女の先生がプールにいくつも投げ込んだ樽太鼓の悲惨な姿です。
もう、楽器としてはどうにもならない状態ですが、「たるや竹十」製だったので採算を度外視して修理しました。


「たるや竹十」に治療にやって来た「樽太鼓(たるたいこ)たち」

「プール法」の他にも、木工用ボンドを「タガ」に塗りまくったり、緩んだ「たが」に釘を打ったりすることだけは絶対に避けていただきたいものです。折角の「樽太鼓」が修理不能になりますから。

蓋やタガを新しいものに交換し、修理が完了した「樽太鼓たち」。
新品と区別がつきません。

樽太鼓(たるたいこ)あるいは太鼓樽(たいこたる)の修理

夏休みですが、新学期用や休暇中の催しのために太鼓樽の注文や修理の依頼がよく来ます。この樽の呼び名は、本来、太鼓樽(たいこだる)ですが、樽太鼓(たるだいこ)とも言います。

乾いた太鼓樽を、音が出ないからと言って、プールに投げ込む先生が未だに何人もいらっしゃいます。
「プール投げ込み法」は最後の応急手段であって、明日が音楽会だというのに修理が間に合わない時に仕方なくする方法で、水分を過剰に吸収した樽太鼓から確かに音は出るようになりますが、その後急速に樽太鼓は乾燥していまい、二度と修理が出来なくなります。
樽屋としては絶対に止めてもらいたい方法なのです。

写真はある小学校の若い女の先生がプールにいくつも投げ込んだ樽太鼓の悲惨な姿です。
もう、楽器としてはどうにもならない状態ですが、「たるや竹十」製だったので採算を度外視して修理しました。


「たるや竹十」に治療にやって来た「樽太鼓(たるたいこ)たち」

「プール法」の他にも、木工用ボンドを「タガ」に塗りまくったり、緩んだ「たが」に釘を打ったりすることだけは絶対に避けていただきたいものです。折角の「樽太鼓」が修理不能になりますから。

蓋やタガを新しいものに交換し、修理が完了した「樽太鼓たち」。
新品と区別がつきません。

2006年09月01日

樽太鼓(たるたいこ)とも太鼓樽(たいこたる)とも言う

学校の講堂の樽太鼓(たるたいこ)

新学期になりました。

毎年、この頃には樽太鼓(たるたいこ)の注文が増えます。
太鼓樽(たいこたる)と呼んでいる学校や幼稚園もあります。
樽太鼓は使っている間に、バチで思いっきり叩く蓋が必ず痛んでくるので、修理の依頼も、休み明け前後のこの時期に集中します。

樽太鼓(たるたいこ)を保管するには、直射日光を避けて風が樽に直接当たらないようにし、
出来れば、温度が低くて、適度の湿度があるところが最適ですが、そんなワインセラーのような冷暗所は殆どありませんから、太鼓樽を和紙で包んで暗い場所に置いていただくと樽も喜びます。
ビニール袋に包むと、太鼓樽のタガが腐ってきます。

このように保管が大変ですが、「たるや竹十」では、どんな状態の樽太鼓(たるたいこ)でも修理を請け負っています。
但し、木工用ボンドを塗ったり竹に釘を打ったりするのは何の効果もないばかりか、修理が不可能になりますので、止めていただきたいものです。

修理が済んで出荷を待つ「樽太鼓(たるたいこ)」又の名を「太鼓樽(たいこたる)」
「たるや竹十」にて。

2007年01月30日

新潟総踊りに樽太鼓(たるたいこ)を送る

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新潟では、この時期に由緒ある祭り「にいがた総踊り」が催されます。
樽太鼓を用いた行事もあるらしく、「たるや竹十」から沢山の樽太鼓(たるたいこ)を、何回にも分けて、お送りしました。

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新崎樽ばやし連のサイトより

5回目となる今年は、300年前の新潟で踊られていた小足駄(下駄)と扇子による踊りを復活させ、新潟伝承の一斗の樽太鼓を使った樽砧リズムによる1千人規模の「下駄総踊り」行列と定点演舞を併せたものです。
昔の新潟の三日三晩踊り明かした祭の復活。にいがた総おどりは祈りと願いを込めた当時の踊り祭を復活させるべく誕生したそうです。

「短夜の 夢ならさめな 樽ぎぬた」 尾崎紅葉

2007年08月04日

樽太鼓(たるたいこ)の蓋(ふた)の違い

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「たるや竹十」で使っている蓋(ふた)は酒樽(さかだる)の時は勿論、樽太鼓(たるたいこ)を作る時も、
写真のように、周囲を山型にして、強度を増すようにしています。

上は普通の押し蓋(おしぶた)型の切り方、下は先端を山型にして、側の杉板に開けた「あり」に食い込むようにしたもの。
こうして、ひと手間かけることによって、樽太鼓(たるだいこ)の強度は格段に増します。

樽太鼓(たるたいこ)は見た目よりも音が命ですから・・・・・

2007年10月27日

たる屋が作るタイコ樽(タル)

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酒樽屋は、その名の通り普段は酒樽(サカダル)を作っているのですが、秋祭りなどが近づくとタイコ樽(タル)の注文が増えます。写真は二斗(36リットル)のタイコ樽(タル)。
本来は「樽太鼓(タルダイコ)と呼びます。

取りあえず、25個作りました。
これだけ並べると壮観です。
タイコ樽(タル)は光、風、水に弱いので、使用しない時の管理が大変です。
たるや竹十ではタイコ樽(タル)の修理も行なっております。
決して、タガを釘で打ったり、ボンドを塗ったりしないで下さい。
釘を抜き、ボンドを剥がしたりする作業がタイコ樽(タル)の修理より手間がかかるのです。

2007年11月09日

タイコ樽(タル)=樽太鼓(タルタイコ)の修理

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たるや竹十では、タイコ樽(タル)=樽太鼓(タルタイコ)の修理も承っております。
写真の樽(タル)は前の持ち主が金釘や針金を使って、箍(タガ)が止めて応急処置をしたものです。
木製の樽(タル)には釘を打ったり、或いは木工用ボンドを使用してゆるんだ箍(タガ)を固定しても、きちんとした修理にはなりません。
太鼓(タイコ)としても音は良くはならないのです。

たるや竹十に送ってくだされば割れた蓋(フタ)や切れた箍(タガ)を新しいものに替えることによって、新品同様にする事が出来ます。
タイコ樽(タル)だけではなく、ディスプレイ樽(タル)も同じように修理して再利用する事が出来ます。

詳しくは、下記まで、お電話下さい。

078-861-8717

2008年04月29日

三十個の樽太鼓

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時には、四斗の樽太鼓を大量に作ることもあります。
丁度、樽屋の向かいにある酒の資料館でイベントがあるというので、蔵元でシールをもらってきて、全部の樽太鼓に張りました。
普段から見慣れているものですが、四斗の樽太鼓が30個、40個と並ぶと壮観です。
昭和40年代までは、当たり前の風景だったのですが、それでも年末の話で季節はずれの、この時期に樽太鼓とはいえ、こんなに沢山つくったのは久しぶりです。
イベントに来た人も観光に来た人たちも皆さん樽太鼓をバックに記念撮影をして帰られました。

2008年06月08日

樽太鼓の修理(八木節の場合)

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樽太鼓は八木節に使う位ですから、たいそう激しく叩くので、使用しない時の保管状態が悪いと写真のように痛んでしまいます。
殆ど、ばらばらになる寸前に「たるや竹十」の工房に修理に持ち込まれました。

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新しい蓋を込めて、「箍」(たが)を総替えし、更に側面を削れば新品同様に変身します。
どんな物でもそうですが、余り痛まないうちに、なるべく早く修理をする方がきれいに仕上がります。
釘や木工用ボンドなどで補修しても、音が良くなる訳でもなく、木製和樽の修理を困難にするだけですから、箍(たが)が緩んできたら、すぐに修理に出して下さい。

今月は季節柄、八木節の樽太鼓の注文が重なっています。
かつて八木節には和樽を用いていたそうです。

2008年06月26日

八木節に樽太鼓を使う

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八木節は栃木や群馬における夏の風物詩です。
昔は酒樽や醤油樽の空になったもの「一空樽」(いちあきだる)でリズムをとって唄い踊ったものです。

今は「一空樽」が入手し難くなって来たので、普通の和楽器を使っている地域が多いようですが、やはり伝統的な八木節には樽太鼓だと思われる方が多くなり「たるや竹十の樽太鼓」を使って頂いております。

一空樽は和樽が乾燥していて、良い音が出ないので八木節には新しい樽太鼓を使った方が高音が出ます。
八木節に使う和樽は小学生には一斗樽、大人用には四斗樽が一般に使われております。

一空樽に水をかけますと一時的に良い音に戻りますが収縮率の非常に多い杉は、その後急速に乾燥して使いものにならなくなります。

たるや竹十では修理も承っておりますので、早めの修理をおすすめします。

2008年07月02日

樽太鼓を八木節に使う

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七月です。夏から秋にかけて祭りの季節です。
栃木、群馬方面では、本場八木節

樽太鼓が使われる季節です。
横樽音頭と縦樽音頭があります。東北を北に向かって青森の八戸でも八木節に似た樽太鼓を使って、三社祭があります。
東京では五月に盛大に催されました。

新潟では、何度も紹介しています「にいがた総おどり」が秋にあるそうです。
四国でも阿波踊りに八木節のように樽太鼓を使う「連」があります。
今では、四国だけではなく全国に普及してきました。

これから暑くなるにつれて八木節を中心に樽太鼓を使った祭りが全国で繰り広げられます。
「たるや竹十」でも全国に「樽太鼓」を発送しています。
今年は何故か八木節がらみの問い合わせが多いのですが、樽太鼓は普通の酒樽と違って、
香りは余り関係ないので、材料は丈夫な物を選び、箍(たが)も強く締めて良い音が出るように制作します。

祭りといえば、樽太鼓だけではなく、やはり酒樽を使った樽酒も欠かせません。

2008年07月11日

酒樽屋 八木節の樽太鼓(たるたいこ)の修理をする

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夏休みが近づくと、酒樽屋には修理のための樽太鼓が各地の学校や八木節の連から持ち込まれます。
何でもそうですが、修理をする方が新たに作るより難しいのです。

ところが、ほかの酒樽屋さんが作った樽太鼓や八木節樽を分解すると意外な発見があったりするので、酒樽屋としては,たいへん勉強になります。
ですから、叩き杉てボロボロになってしまい、なん樽ことかと思う太鼓樽や八木節樽もありますが、修理は滅多に断りません。

修理の費用は材料代(蓋と竹)と僅かの手間賃だけですが、樽太鼓や八木節樽の修理から学ぶことが多々あります。

2008年07月21日

樽太鼓と八木節

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八木節の季節が近づいてまいりました。八木節のリズム隊には樽太鼓(たるたいこ)が不可欠です。
写真は八木節のために作った四斗(72リットル)の樽太鼓(たるたいこ)です。
やはり、地元の群馬、栃木方面からの依頼が殆どです。

祭りが終わったら、樽太鼓(たるたいこ)を新聞紙で包み、直射日光と風を避けて冷暗所に保管して下さい。
適度な湿度は必要ですが、湿度の変化に弱いので八木節用の樽太鼓(たるたいこ)には「水」をかけないようにお願いします。

2008年07月23日

酒樽屋が作る八木節樽 又は ディスプレイ樽

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酒樽屋がつくる樽太鼓は、学校の音楽の授業の他に、八木節の祭りに使われたり、
店舗設計のディスプレイに使われたり、単に椅子や机に使われたりと樽太鼓の使用方法は千差万別。
便宜上「樽太鼓」という名称で呼んでいますが、酒樽屋が予想もしない樽太鼓の使い方もある事でしょう。

2008年07月29日

八木節に使う樽太鼓(たるたいこ)

DSC06877.JPG 写真は四斗樽

八木節には樽太鼓(たるたいこ)を昔から使います。
一度使った酒樽(さかだる)は箍(たが)がゆるみ易く、高音が出なくなるため八木節専用に新たな樽太鼓(たるたいこ)を使います。
樽太鼓(たるたいこ)の箍(たが)は酒樽(さかだる)に比べて、出来る限り強く締めております。
八木節用の樽太鼓の箍(たが)は樽太鼓(たるたいこ)の中でも最も強いものを使っております。

毎年、七月の終わりから八月の始めの日曜に祭りが催され、各地で賑わいを見せます。
この時期は酒樽(さかだる)の出荷が一年の中で一番少ない時期であるため八木節用の樽太鼓(たるたいこ)を作る時間の余裕も出来る訳です。

2008年08月06日

木樽タイコの化粧直し

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木樽は短冊状の杉板の集合体です。
おおよそ揃ってはいますが一枚、一枚の厚みが違います。
殆ど木樽が出来上がりますと、仕上げに周囲に出来た木目の段差を
「目違いカキ」あるいは「目違い取り」、又は単に「目違い」と略す一番細い銑(せん)で表面を揃えるように削ります。
「仕上げ銑」と呼ぶ地方もあります。

段差をなくして美しく仕上げる意味もありますが、段を取ることによって箍(たが)の力が木樽の周囲に均等にかかり、漏れない良質の樽を作ることが出来る訳です。

また、古材と同じく修理を承った木樽の樽太鼓でも、日焼けや汚れが銑をかける事によって表面が、ひと皮むけて新品のように生まれ変わります。

写真は樽太鼓の修理作業ですが、左上に少し日焼けが残っています。
銑をかけると右側から正面のように綺麗になる訳です。

2008年09月13日

酒樽屋がつくる樽太鼓

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酒樽屋は酒樽(さかだる)ばかり作っている訳ではありません。樽太鼓も作ります。
学校の音楽祭、祭りの連、店舗設計のディスプレイと樽太鼓の用途は沢山あります。
樽太鼓は酒樽と違って酒を入れる訳ではないので、竹の箍(たが)を可能な限り強く締めます。
そうする事によって樽太鼓としての第一条件としての高音を得ることが出来る上に使わない時も乾燥しにくく長持ちします。

2008年09月19日

酒樽屋のつくる樽太鼓

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樽太鼓(樽だいこ)は楽器ですから、音が命です。
見て美しい事も大切な要素ですが、ケヤキに革張りの「太鼓」とは又違った「樽太鼓」独特の音色を楽しんで下さい。
樽太鼓は楽器の中でも廉価ですし、痛んで来たら修理も可能です。

写真の樽太鼓は竹の箍(たが)の余分な部分を処理する最後の工程を待っている所です。

2008年09月20日

酒樽と樽太鼓の違い

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酒樽(さかだる)と太鼓樽(たいこだる)の最も大きな違いは蓋に木栓用の穴が空いているか否かです。
基本的に樽太鼓(たるだいこ)の蓋(ふた)はフラットです。
それに対して酒樽(さかだる)の場合は清酒を入れるための口として蓋に小さな穴が空いております。
例外として酒樽(酒だる)を流用した樽太鼓(樽だいこ)には蓋(ふた)に穴があいています。

2008年09月21日

修理を待つ樽太鼓

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樽太鼓(たるだいこ)は楽器として,蓋を叩く物ですから、数年で写真のように蓋(ふた)が痛んで来ます。
保管が悪いと樽太鼓の箍(たが)が緩んだり切れたりします。
そうなると、こうして「たるや竹十」に沢山の樽太鼓が修理に持ち込まれる訳です。

一度、清酒を入れた酒樽(酒だる)は一空樽(いちあきだる)といって市場に流通しているのですが、
これら、使用済みの酒樽(酒だる)は水分を含んでいるため、時間の経過と共に急速に乾燥しますから、音が悪く、樽太鼓(樽だいこ)には適していません。
蓋(ふた)に穴が有る無しは樽太鼓(樽だいこ)としては関係ないので、竹の箍(たが)を締め直して樽太鼓として再利用することもあります。

2008年09月22日

修理が出来た樽太鼓(たるだいこ)

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蓋(ふた)を新品に取り替え、新しい箍(たが)を巻き、締め直します。
悪い部分があれば、この段階で側(かわ)等の部位を交換。新品同様に変身させます。
写真の樽太鼓(たるだいこ)の場合は未だ使える箍(たが)があったので一部再利用しました。
樽太鼓(たるだいこ)の修理は主に蓋(ふた)の交換なのですが、蓋(ふた)を替えるには、
工程上、一旦 竹の箍(たが)を全て抜く必要があり、その際に抜いた竹の箍(たが)は痛んでいて、再利用出来る事は殆どありません。
今回の樽太鼓(たるだいこ)は保管が良かったので、もう一度使う事が出来ました。

使用しない時の樽太鼓(たるだいこ)の保管の注意点は直射日光を避ける、風が当たらない冷暗所を選ぶ。水を絶対にかけないという三点です。
樽太鼓(たるだいこ)は杉と竹で出来ています。
野菜と同じように扱って下さい。
保管時は新聞紙でくるむ事を、お勧めします。

2008年09月27日

四斗の樽太鼓(たるだいこ)を出荷

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秋祭りの季節です。

お祭りには、樽太鼓がよく使われます。
一番大きな四斗の樽(たる)太鼓をまとめて出荷しました。
真っ青な竹タガは、清々しいものです。
大きさがわかり易いように手前に五升樽を一丁置きました。

樽太鼓(たいこだる)には72リットルから9リットルまで4種類あるのですが、樽太鼓といえばやっぱり四斗樽が大きさで一番迫力があります。

作る時は勿論ですが、一尺八寸の吉野杉材の選別から、最後の梱包まで、四斗の樽太鼓の扱いには何かと体力を要すのです。

2008年10月25日

新潟の樽太鼓(たるだいこ)


秋祭りにおける樽太鼓の極めつけは、やはり「にいがた総おどり」でしょう。
かつて農民たちが三日三晩、樽太鼓を叩き下駄を鳴らして踊り続けたという祭りを
地元の若い有志たちと企業の協賛を得て復活させ、動画の中心で樽太鼓を叩いている永島鼓山先生の指導の元、祭り好きの若い男女の共鳴をバックに今や新潟を代表する祭りに発展しました。
たるや竹十へもメンバーの一人佐藤さんがわざわざ訪ねて来てくれて、強いバチにも耐えられる特殊な樽太鼓を何種も試作し、現在の新潟専用強化型樽太鼓が完成しました。

来年こそ、この祭りに参加するつもりでおります。

  水の新潟〜〜〜〜〜〜〜〜
 
  末は万代ばんだい はしゃ長い はしゃ長い
  とんとと たたけよ 樽たる砧 きぬた 港にお船が よってきた
  (サアサ ハラショ ハラショノロンロン) 北原白秋作詞「新潟小唄」

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新潟樽きぬた ~明和義人口伝~ という本が出たというので、昨年早速注文しましたが、
残念ながら、内容は「祭り」から少し外れていました。

2008年11月02日

酒樽屋が出荷する樽太鼓

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さる幼稚園からの依頼で樽太鼓をたくさん出荷しました。

本来、この時期は樽太鼓の注文が止まり、漬物樽、味噌だるの注文へ移行する頃なのですが、
祭りや音楽会が終わりますと樽太鼓も相当痛みますから、来年用に新調される方もいらっしゃる訳です。
この幼稚園は少し時期が遅くて、11月に音楽会を催されるらしく、樽太鼓が急遽必要になり、
注文下さったようです。
樽屋竹十の樽太鼓の在庫は他の木樽に比べると多い方なのですが、手持ちの樽太鼓では数が足らず、
慌てて、残業して納期に間に合わせました。
ですから、樽屋竹十には樽太鼓の在庫は今はありません。
来週、酒樽を作る合間に又、30個ばかり作らねばなりません。

写真の右に写っている丸いものは、醸造用桶の底です。
これも分厚い吉野杉で出来ております。

2009年03月28日

酒樽屋に助けを求めに来た樽太鼓たち

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丹精こめて作った樽太鼓も保管状況が悪いと痛んできて、タイコではなくなってしまいます。

すべての木製樽は直射日光、風、水に弱いのです。
液体用の容器なので、水は適度に必要なのですが、
過剰な水分は竹を痛めてしまいます。

温度と湿度が頻繁に変化する空調機器のある環境が最も苦手です。
大型店舗の真冬などは、お客さんのために昼間は強力な暖房が施されておりますが、
閉店後の深夜は無人なので、逆に冷蔵庫状態にかわります。
これを毎日繰り返されると木製樽は、ひとたまりもありません。

夏は、クーラーを使うことから、逆ですが同じことが起こる訳です。

使わない樽太鼓は和紙(なければ新聞紙でも可)にくるんで北向きの冷暗所で保管して下さい。
水分を与える事が樽太鼓には良いように勘違いされているようですが、水も大敵なのです。

右の樽太鼓には釘や針金を使って補修していますが、タガが落ちないだけで全く効果はありませんし、
木工用ボンドを使った時と同じで修理が不可能になってしまいますから避けて下さい。
左の太鼓樽は「タガ」が切れているので新しいものに替えなければなりません。
樽太鼓の修理の際は殆ど、全ての「タガ」新しい物にを取り替えます。

2009年05月15日

酒樽(タル)屋が阿波踊り用の樽(タル)太鼓を作りはじめる

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毎年、同じなんですけれど、5月〜6月はタル太鼓の注文が殺到します。
各地の学校ではタル太鼓への予算の関係もあり注文が今頃になります。
また秋にある祭のためには、今からタル太鼓の練習をしておかねばならない訳です。

夏祭り用に使うタル太鼓も今頃から注文が入ります。
阿波踊りや、よさこい、八木節等の各祭りにタル太鼓は欠かせない物になってきました。

酒樽屋 阿波踊り用のタル太鼓を配達する

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タル太鼓は近所の学校や幼稚園からの注文も多いので、タル屋自ら配達することも屢々。
阿波踊りに使う樽(タル)は、もっと小さいものなのですが、
今回は一斗樽(タル)を納めました。

阿波踊りは四国だけの催しだとばかり思っていたのですが、東京の高円寺や三鷹など、
各地で盛んになってきています。


2009年06月03日

よさこいソーラン節、八木節、阿波踊り用に樽(タル)太鼓を使う

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樽太鼓の季節です。
というより、各地の学校は予算の関係から、大人達は八木節、阿波踊り、よさこいソーラン節など夏祭りのための、練習に今頃から必要になってくる訳です。
樽屋にとっても、酒樽が忙しくなる前に充分作りためておかないと年末の酒樽繁忙期には、
樽太鼓を作っている暇がないのです。

数年使って、樽太鼓の蓋(フタ)の取替依頼も、今の時期に集中します。

樽太鼓の山の向こうに見えているのはパーシュレイという英国メーカーが作った、
郵便配達用の自転車で、これに一斗樽を載せて近所には配達します。
いつか、後ろに四斗樽も積める台車を取り付ける予定です。
ガソリンも重量税も車検も必要ありませんが、対人対物保険には入っていた方が良いでしょう。

2009年06月04日

北海道 奥尻島へ渡った樽太鼓(タルダイコ)

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昨年の6月に奥尻島へ送った樽太鼓が評判で島の恒例行事になりそうです。
島の小学校へ樽太鼓を送ったのですが、住所が奥尻郡となっていたので、
離島であることを見落とし、送料は思っていた倍ほどの請求が来てしまいました。
今回、蓋(フタ)の取替のため、はるばる樽太鼓が海を渡って戻って来ます。

奥尻島といえば平成5年の大地震で壊滅状態になった島。
当時,樽太鼓など夢のまた夢だったことでしょう。
ただ北の果てのように思っていた島が地震で知られることになってしまいました。
かつてニシン漁で栄えた島だという知識しか持っていなかったのが、
アイヌの文化が残り、江戸時代から既に移住し明治には郡の組織になった由緒ある町であることを震災のお陰で知りました。
農業も盛んで,ワイン工場も出来ました。観光地としても良い避暑地でしょう。
小樽(タル)ではなく、江差からまだ船に乗って行くのですが、想像していたより広い島です。
《石狩挽歌》の中で
「ゴメがなくから」という歌詞は、ずっと「米が無い」のかと思っていましたが、
「海猫が鳴く」だったのですね。
「筒袖(つっぽ)」「ヤン衆」も歌を聴いていても意味が判りませんでした。

 「笠戸丸」は、元は神戸から出航したブラジルへの移民船ですが、客船、病院船などに艤装。今ブームの小林多喜二の小説「蟹工船」にも登場します。最後は漁業工船に改造され、
1945年8月9日カムチャッカ沖を航行中、ソ連軍機により空爆・沈没した事も最近知りました。

今は全国からの支援で、奥尻島もすっかり元の生活に戻ったそうです。
神戸もその2年後に大地震の被害にあったので、他人事とは思えない島です。
同じように地震の被害にあった地域がこんな風に復興している写真を送ってもらうと、
嬉しくなりますし、神戸から奥尻島へ樽太鼓を送る事が出来る事に大きな幸せを感じます。

2009年06月05日

樽(タル)太鼓にピッタリの撥(バチ)

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ゴムの木だそうです。
ブラジル産の筈、南洋材なので木目が殆ど無く、しなりがあって割れにくく、
太鼓樽のフタも傷めにくい上に、第一に安価と三拍子も四拍子も揃っています。
ゴムと言えば柔らかすぎる印象を受けますが、ゴムはその樹脂を取って作る物です。
護謨の樹木は杉より径の大きな原生林を沢山、伐採していますし、
そうしないと森林が死んでしまいます。
箸に於ける杉と同じ運命です。
間伐材を何かに使う努力を惜しんでは森が死んでしまいます。

ちなみに一対(二本)で1、500円です。
樽太鼓には必需品です。
他に「松」のバチもありますが、松は杉より硬いので、樽太鼓の蓋(フタ)をすぐに傷めます。 価格は同じ1,500円です。
樫は硬過ぎて、論外です。

2009年06月06日

酒樽(タル)屋小さい樽(タル)太鼓を作る

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樽(タル)は高さが一尺一寸(約34センチ)のものが最小で、時に九寸(約27センチ)の物も作ります。
これ以上小さな樽(タル)は桶(オケ)屋さんの仕事になります。

この度、樽屋竹十の倉庫を片付けていたら、古い九寸の樽太鼓がたくさん出て来たので、
きれいに再生して限定20個に限って廉価にて販売する事にしました。
上の直径が約34センチ、高さも下の直径も約28センチ。
箍(タガ)は上部に2本、下部に2本の計4本のみです。

写真の向こう側に見えるのが一斗(34型)樽太鼓。

小学校低学年、幼稚園の子供達には丁度良いと思います。
音は大きさに関係なく、良い音が出ます。
価格は一丁、5、000円(税込み5,250円)

蓋(フタ)の無い「小物入れ」は4,000円(税込み4、200円)です。


2009年06月07日

樽太鼓(タルたいこ)の修理 蓋(ふた)を換える

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しっかり作った樽太鼓(タルたいこ)も、元気よく叩くものですから、
どうしても、蓋(フタ)の表面がささくれ立って来ます。
こうなると、音も悪くなって来ているので、新品の蓋(フタ)と交換しなければなりません。
予算の関係から、御依頼主の要望で蓋(フタ)を裏返して使う事もあります。
畳の裏替えの様なものですが、余りに使い込んでいる蓋(フタ)は板が薄くなっていて、
長持ちしませんから、おすすめできません。

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この程度の傷み方ですと、交換の必要はありませんが今回は箍(たが)が外れてしまいました。

この作業は簡単そうに思われがちですが、案外手間取るものでして、
全ての箍(タガ)をいったん全部はずさねば、蓋(フタ)を入れる事が出来ないのです。
その上、箍(たが)が数本切れていたり、ゆるんでいることが殆どなので、
たいてい、蓋(ふた)だけではなく、箍(たが)も総替えになります。
古い箍(たが)は硬化していて、径を変える作業が不可能なのです。
樽太鼓の修理に関しては大小を問わず、新品の約半額で請け負っておりますが、
樽屋にとっては正直なところ新たに作る方が楽なのです。

遠い地域の方々は往復の運賃も加算される訳ですけれど、
折角つくった樽太鼓は出来るだけ修理しつながら愛情を持って長く使って頂きたいものですし、
アフターサーヴィスのひとつと考え、採算を度外視して、お引き受けしております。

2009年06月15日

酒樽屋は毎日タル太鼓を出荷する

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毎年、この時期には樽太鼓(タルたいこ)の注文が酒樽の注文を上回ります。
樽屋竹十は樽太鼓屋に変身します。
毎日が樽太鼓(タルたいこ)製作の合間に酒樽(タル)を作るという変な形態になります。

各地の学校の音楽会用を始め、八木節ソーラン節阿波踊りと夏に向って練習を重ねる時期なので、
今頃の時期が樽太鼓(タルタイコ)を販売する季節なのでしょう。

2009年06月19日

公的機関への樽太鼓の通販には沢山の書類が必要なのです

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一般の方は、樽太鼓の注文に、こんな面倒な手続きはありません。
電話一本、メール、FAXなどで樽太鼓を注文出来ます。
今の時期は酒樽が閑なため、樽太鼓の製作の最中ですから、特殊な樽太鼓以外は在庫があります。
大きな太鼓樽も数個の在庫はありますし、
漬物樽や味噌樽も地方によっては6月の醗酵が盛んな時期に仕込む所もあります。

何より今は「梅干し用の漬物樽」の注文を多く頂きます。

2009年06月20日

青函連絡船に乗って海を渡る樽太鼓

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先日、北海道の小学校へ樽太鼓を送りました。
かつて、この青函連絡船を利用して、沢山の樽(タル)を北海道へ送ったものです。
当時は樽太鼓ではなく、酒樽でしたが..............

青森といえば、林檎と恐山を思い出しますが、最近は太宰治と寺山修司の二人が再評価されています。
太宰治の本名は津島修治。
昨日が命日で、今年が生誕百年だそうです。
青森には修さんが多いのでしょうか。

ミュージシャンでは泉谷しげるさんと三上寛でしょう。


誰か死ねり口笛吹いて炎天の街をころがしゆく樽一つ 寺山修司

少し前までは、古樽が町中に転がっていて、子供達にとって格好の玩具でした。

2009年06月23日

酒樽屋は樽太鼓を毎日つくる

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一斗(18リットル)の樽太鼓です。
高さを示して34型樽太鼓とも、樽太鼓の「小」とも呼びます。
樽屋竹十が出荷する樽太鼓の7〜8割はこの大きさの樽太鼓です。
いづれ、呼び名を判り易いように統一する積もりです。

使われ方は一番が小学校や幼稚園の音楽会等。そして地域の祭りなど。
八木節、ヨサコイ、樽砧、阿波踊り..................さまざまな催しに使われます。
それぞれ樽太鼓保存会を作られて、努力されておられるので、樽屋竹十も、
出来る限りよい音が、永年に渡って変わらないように工夫して作っております。

2009年08月24日

修理を待つ樽太鼓

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各地の小学校から、新学期に使う樽太鼓の修理品が持ち込まれます。
これらには新しい「フタ」が入れられ、「タガ」を巻直して新品同様に戻ります。
9月には新しい樽太鼓として使われる訳です。
左側が二斗(中)樽太鼓、右が四斗(大)の樽太鼓。

2009年08月28日

修理中の樽太鼓

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今日は実際に樽を修理します。
どちらも一斗(小)樽太鼓です。
左の樽太鼓は蓋(ふた)が傷んでいただけなので、新しい蓋(ふた)に取り替え、
更に汚れた樽の表面を銑(せん)を使って一皮むき、最後に新しい青竹を入れ直します。
このように修理をいたしますと新品同様に生まれ変わります。
但し、この再生方法は一回限りです。樽太鼓の側面がどんどん薄くなりますから、
何度も繰り返すことが出来ないのです。

右側の樽太鼓も一斗(小)ですが、樽の側面が折れています。
箍(たが)が強過ぎたのか、樽側が不良だったのか理由は不明ですけれど、
折れてしまっています。
この状態を樽屋は「ドサ」と呼び、一番困った状態です。
当然、悪い部分を取り替えて最初から作り直さねばなりません。

修理は一つひとつ充分に手をかけてやらねばならないのですが、すっかり再生された樽をみるのはうれしいものです。

2009年09月12日

毎日出荷される樽太鼓と、その保管

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白露の侯、夏祭りで酷使された樽太鼓の修理やら、秋祭り、小学校では秋の音楽会に向けて、
あるいは、店舗設計の材料として全国各地に向け「樽太鼓」が発送されて行きます。
漬物樽や味噌樽は一丁か二丁の発送ですが、樽太鼓は何十個単位の依頼になる事が多いので、
梱包作業も片手間では出来ません。

樽太鼓は催しが終わると、長期保管しなければならないものなのですが、決してビニール袋には入れないで下さい。新聞紙で何重にも巻いて冷暗所に保存して下さい。
理想的な環境は「冷蔵庫の中」ですが、これは現実的ではありませんね。
樽太鼓は杉と竹という植物で出来た製品ですから、白菜やダイコンと同じような扱いをして頂きたいのです。
ビニール袋は便利ですし、乾燥も防ぐ事ができますが、頻繁に開け閉めして新鮮な空気を入れてやらないと、先ず竹の箍(タガ)が腐ります。その後、樽本体にも黴が発生します。

自然素材と石油製品は、やはり相性が悪いようです。


2009年09月13日

日曜日も樽太鼓(たるたいこ)

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本来、酒樽屋は6月杉から9月のはじめまで、酒樽の受注が減るため仕事も少なくなります。
丁度、この時期は暑い上に力仕事の疲れが出て木桝ので休養を兼ねて のんびりと過ごし、忙しい冬場に備えるものでした。

繁忙期の年末用に酒樽を作って置けば良いと思われがちですけれど、湿気の多い梅雨の時期と真夏の猛暑を越した酒樽は年末には乾燥しきって使い物にならないのです。
その点、樽太鼓は乾燥しきった材料を硬杉る位の竹箍(たが)で締めるので多少のつくり置きが可能です。

昨年あたりから樽太鼓の御注文が切れ目なく続くので、休日返上で樽太鼓作りに明け暮れております。
昔の酒樽屋は、この時期、底と蓋(ふた)を作る位の仕事しかありませんでした。

ありがたいことに、樽太鼓は楽器として用途以外に店舗のディスプレイにもお使いいただきますので、受注が増えてまいりました。


2009年09月17日

木製樽太鼓(タルたいこ)と木製漬物樽(つけものタル)ばかりが

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やはり、季節のせいでしょうか。木製の樽太鼓(たるたいこ)や同じく木製の漬物樽(つけものたる)ばかり出荷しております。
漬物樽(つけものたる)は木製ということが再評価されて、個人の方々からの注文が殆どですから数量は一個や二個なのですけれど、樽太鼓(たるたいこ)の御注文は数十個単位なので、荷造りの手間も容易ではありません。

樽太鼓(たるたいこ)は楽器としてだけでなく、椅子に使ったり、店舗の装飾に使われる例が増えております。

2009年09月30日

樽太鼓に明け暮れた九月でした

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昔なら、九月は年末用の酒樽をつくる時期だったのですが、
最近は秋祭りや学校の音楽会に使う樽太鼓の製作に終始しました。
その九月も今日で終わりです。
樽太鼓は修理も、ずいぶん致しました。


2010年06月16日

修理を待つ樽太鼓(たるたいこ)達

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この時期には夏祭り、盆踊り等をひかえて、古くなって音が悪くなった樽太鼓の修理依頼が増えて来ます。
木工用接着剤や鉄釘を多用していない限り、どんな状態の樽(たる)太鼓(たいこ)でも修復が可能です。
多くの樽(たる)が一度使った酒樽(さかだる)の再利用なので、乾燥が激しく少々手間取りますが、
殆どの場合、蓋と竹箍(たが)を新しい物に取替え、側面を削り新品同様にしていまいます。

樽(たる)に限った事ではなく、どんな物でもそうですけれど「修理」という作業は最初から新しい物を作るよりも、ずっと手間がかかる仕事です。
殊に自分の作った樽(たる)の修理は簡単ですが、他の職人さん達が過去に作った樽(たる)は工程や寸法が異なるため手持ちの道具を使えず、道具作りから始めないと作業が出来ません。
それでも採算を度外視して修理を請け負う理由は、既に鬼籍に入った先輩たちが作った名人芸の樽(たる)を見せて貰えたり、逆にとんでもない作り方の樽(たる)を分解する事が出来ますので、樽造りの良い勉強になるからです。

2010年06月17日

樽太鼓(たるたいこ)を通じた出会い

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「竹十」の樽太鼓(たるたいこ)を二日連続でNHKがテレビ放送して下さったお陰で、
普段PCに縁のない方々も放映後、電話、FAXは勿論のこと、
わざわざ何人もの方が弊店まで足を運んで下さり、
長く探していた樽太鼓(たるたいこ)に出会えたと喜んで頂けました。

中でも、嬉しかったのは趣味で太鼓を最低毎日2時間練習しているという男性のお客さま(上の写真)。バチを持って買って頂いた樽太鼓(たるたいこ)を叩き出したら止まらなくなってしまいました。
もう一人の方は翌朝早くから来られた、倉庫に何年も眠っている使用不能の樽太鼓(たるたいこ)の存在を思い出された某幼稚園の先生。
樽太鼓の修理は「樽屋竹十」が請け負いますけれど、さて幼稚園児にどんな方法で太鼓演奏を教えたら良いか、樽屋の親方はスティーブ・ジョーダンでもチャーリー・ワッツでもありません。叩く事は出来ても演奏指導は出来ません。

一日前の夕方来られた前述の太鼓マニアのお客さまの連絡先を伺っていたので、この方に連絡を取って、先の幼稚園での指導をお願い出来ました。


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2010年06月18日

樽太鼓(たるたいこ)の晴舞台

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今年の鶴岡踊り祭りに参加した「宝谷八木節保存会」の勇姿です。

山形県は日本でも有数の酒処ですし、明治までは主たる輸送容器でしたから、かつては酒樽(さかだる)が村中に転がっていた事でしょう。
現在も「たるや竹十」から山形県の蔵元へ定期的に酒樽(さかだる)をお送りしております。

写真は今春のものですが、本来は夏の盆踊りの際に盛大に繰り広げられます。
他の地域同様、盆踊りは念仏信仰の一つです。発祥は鎌倉時代、江戸中期に現在の形式が確立します。
初期における、戦での死者への弔い、疫病による死人への鎮魂歌等の意味が薄れ、年に一度の身分を超えた夏祭りへと趣旨が変化して来ます。
当時の鶴ヶ岡城の下での踊りは、神田明神の神田祭りにも匹敵するといわれる程の巨大なものだったと伝えられています。
明治初期まで約200年間続いた、この踊りはも全国の踊り同様三日三晩踊り続けたそうです(旧暦7月17日から20日)
当然お酒も入りますし、年に一度のハレですから、様々な事故もありました。
結局、風紀の乱れが原因で幕府から徹夜の踊りが禁止されたり、先の戦争で男手が足りず中止されたりした経緯はあるものの、現代ではすっかり宗教色も消え、盆踊りは夏の風物詩の一つとして定着して来ました。

往事は一つの村から多い時は200人、今の五日町のように商店が立ち並ぶ村からは500人以上の連が繰り出したと言います。
唄の文句は村ごとに鎮魂歌であったり恋歌であったり、あるいは卑猥なものと毎年書き替えられて来ましたと言います。
それに伴って衣裳や振り付けも変化してきました。
 構成は仕組み踊りと呼び、「大踊り」「中立」「どさ踊り」の三種でした。
踊り手は当然男に限ります。

「大踊り」は男役女役一対で役者の扮装で襦袢姿、「中立ち」はそれを簡素化したもの、「どさ踊り」は仮面をつけての滑稽踊り。
どさの主役は薄給武士が住む給人町でした。高禄の範士の家中新町からも繰り出し、町方ばかりならぬ城下上げての一大イベントだったのです。

現代では盆踊りは身分や立場を超えて、夏の暑さだけではなく全てを忘れる事の出来る楽しい催しになりました。

八木節阿波踊りを含めて、このような催しに「樽太鼓(たるたいこ)」も復活出来る様になって樽屋にとって嬉しい限りです。


2010年07月20日

阿波踊りに樽太鼓(たるたいこ)を使う

いつも贔屓にして下さっている小金井「波奴連」の勇姿です。

「なみやっこ連」だとばかり思っていたら、「ハチャメチャレン」と読むそうです。

無理を言って音声CDを送って頂いたのに、当方の技術不足でUP出来なかったのですけれど、
動画を配信して下さったので、ようやく貼付ける事が出来ました。
プレとあるので、この八月下旬の「高円寺阿波踊り」参加をひかえての腕慣らしでしょうか。

音だけでは、どれが樽太鼓(たるたいこ)なのか識別出来なかったのが、
画像を伴うとよく判ります。

阿波踊り用の樽太鼓(たるたいこ)は特殊な金具を使って肩から掛けるため、
竹箍(たが)が金具と緩衝したり、基本的な寸法が酒樽(さかだる)と違うので、
通常の樽太鼓(たるたいこ)では金具にピッタリ納まりません。
何度もメールの遣り取りを重ね、試作品を送ったりした結果、
ようやく阿波踊り用の樽太鼓(たるたいこ)が完成しました。

この金具も別途に作ろうと企てましたが専門の業者さんが販売されているので、当分はそれを使用するそうです。

阿波踊り囃子方としての樽太鼓は下の画像のように使うので軽量化も重要な要素です。
左で重そうな締太鼓を叩いている方も同じ金具を利用していますね。

この極小樽太鼓(たるたいこ)、実は「樽屋竹十」の倉庫の整理をしていた時に
偶然出て来た100丁ばかりの変形五升樽を改造したものなのです。
この変形樽は、かつて進物用に奈良漬を入れる容器として、
酒樽(さかだる)の注文がない時期に量産していた木樽(たる)なのです。
安価で、かつ寸法も既製の金具にピッタリでした。

HP上には出しておりませんが、残りは保育園用等に
一番小さな樽太鼓として使ってもらっております。


「波奴連」さんの静止画がなかったので、同じ小金井の「さくら連」さんが
この春に隅田川で催された「桜橋花まつり」の際に「浅草写真館」あほまろさんによって吾妻橋付近で撮影されたものです。

2010年09月07日

簡易式樽太鼓(たいこ)修理法

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最近、急速に需要が伸びて来た楽器としての樽太鼓(たるたいこ、たるだいこ)は
廉価で、かつ趣きがあり人気があります。
昔は学校や保育園での色々な催しや音楽の授業に使うという形態が主でしたけれど、
最近は地元の祭、阿波踊り、八木節、ソーラン節などの囃子方にも登場、
更に江戸明治期に盛んだった、使い古した酒樽や醤油樽を楽器に見立てて祭の宵に叩きながら踊る風習を復活させようという兆しが全国各地に広まって来た事も影響しています。

樽太鼓(たるたいこ)は杉製ですから、フタが柔らかいので叩き続けると表面の摩滅、ささくれが顕著になります。かつて、これを改良しようとフタを分厚くしてみたり、あるいは南洋材のように硬い物を使ってみた事がありますが、やはり杉の持つしなやかさと現在の約2センチの薄さが高音を醸し出しているようで、基本的な樽(たる)の形状は変えず、箍(タガ)の堅さの方が重要だという事を再認識しました。 

小学校でも高学年になると大人顔負けの力で叩くので、フタの傷みも激しくなります。
それより、保管状況にもよりますが、竹の輪で出来た箍(たが)よりも、
杉で出来た蓋(ふた)の乾燥が早いので、一年程で音質が劣化する事です。

樽屋竹十では、こんな場合、蓋(ふた)も箍(たが)も総替えして新品同様に再生します。
そこまで完璧を求めない方や予算と時間に制限がある方の場合は、蓋(ふた)を裏返して、
上2本の箍(たが)を締め直します。
元が中古の酒樽であった場合は蓋(ふた)に天星(てんぼし)を入れ直します。

外見は余り良いとは申せませんが、音が第一ですから楽器としての第一条件は満たしている訳です。

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写真の場合は穴が貫通してしまいました。
蓋(ふた)が、ここまで傷むと当然「裏返し」は不可能です。新品と取替ました。
弊店の樽太鼓は、音が良いと気に入って貰えるのは、
機械による量産品と違い、ひとつずつの手作りだからではないかと思います。

2010年09月23日

新潟総踊りに樽太鼓(たるだいこ)大活躍

今年も賑やかな新潟総踊りが無事終了しました。

公演ギリギリまで傷んだ樽太鼓(たるたいこ)の修理も随分こなしました。
今年は万代太鼓や、長岡や小千谷の連、蒲原郡の弥彦の学校などへも沢山の樽太鼓(たるたいこ)を送ったので、樽屋竹十の樽太鼓(たるたいこ)が新潟で随分活躍しました。

永島鼓山先生の樽砧打ちは別格です。
いつか神戸でも公演してもらおうと画策しています。

今年の映像は未だ編集中らしいので、昨年の動画で我慢して下さい。
年々、迫力が増して来ました。
樽屋竹十の樽太鼓は、たいそう良い音が出ると評判がよく、神戸は勿論、
全国各地から沢山の樽太鼓(たるたいこ)の御注文を受けて、
在庫もすっかり無くなってしまいました。
明日は、奈良県吉野郡へ樽(たる)の材料の調達に行ってまいります。

2011年08月30日

木製樽太鼓(たるたいこ)を海外発送する

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忙しい合間に、随分前から予約を受けていた木製樽太鼓を、
最も検疫の厳しいオーストラリアへ発送しました。
9月のコンクールに間に合わなければ意味がないのです。

海外発送は全て空輸なので、国内と同じように
翌日か翌々日には現地に到着しているのですが、
通関に何週間もかかることが多いので、
湿気の多い日本から乾燥した欧米などに送る場合は
木製樽が乾いてしまわないか心配なのです。

予定よりも大きめの木製樽を作ってしまったので、
海外発送の料金が樽太鼓代に近くなってしまい、
大量の切手が必要になってしまいました。
もう少し軽い段ボールを使えば良かった。
EMSだから、まだ安い方なのです。

2011年09月17日

にいがた総踊り 10周年を迎える

秋の銀色三連休の日曜日。皆さんいかが御過ごしでしょう。

新潟では恒例となった新潟総踊りが目出度く10周年記念となりました。
わざわざ樽屋竹十まで来て下さり太鼓演奏の実演まで披露して下さり、
又、その後は何度も試作品を作っては先生の厳しい試し打ちに適わず、
失敗も繰り返しながらの10年でした。
佐藤さん、鼓山先生、スタッフの方々、ボランティアの皆様、お疲れさまでした。
これからも宜しく御願いします。

にいがた総踊りの樽太鼓の叩き方は樽を潰すという程の迫力ですから、
それに耐えられるように特別に強靭に作っているのです。
最初の頃は単純に蓋や側を厚くすれば良いと勘違いした事もありました。
いくつもの樽太鼓に水を容れて見たりもしました。
側は厚くしましたけれど蓋と底は薄い板を使い、
タガを強く締めれば良い音が出る訳です。
但し、傷み方が早いので、「樽砧」専用のような木製タル太鼓です。

昨年は新潟まで4トントラックで出かけたのですが、ニアミスでした。
今年は別のところへ行くので亦々勇姿を拝見出来ません。

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総踊り実行委員会 (株)サイトのサイトより

師匠の永島鼓山氏です

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祭りの使用後に戻って来た「樽砧」用の樽太鼓ですが、側面が数カ所も破れていて、
その叩き様の激しさを想像することが出来ます。
但し、木製樽としては修理、再生は不可能です。
どの程度の傷み具合かを知りたかったので、参考までに返送してもらった樽です。
最近は、側面に少し厚い杉板を使って少しでも長持ちするように変更してみました。


2014年06月11日

樽太鼓(たるだいこ)の時期

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樽たいこの季節が近づいてまいりました。樽太鼓(たるだいこ)の場合、
御注文数が多いので、急に作る事がかなわないので予め多く作っておきます。
他の樽(たる)に比べて「タガ」を堅く締めるので作り置きが可能なのです。
樽太鼓(タルタイコ)は椅子にもディスプレイ樽(たる)としての依頼も多いので、
なおさら多めに作り置きします。

2014年06月21日

たる太鼓の修理

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たるや竹十に持ち込まれた、修理待ちの「たる太鼓」です。
皆さん、工夫して様々な応急処置を施されておりますが、
最終的には樽屋に持ち込まねば完全な修理は不可能です。
写真の樽(たる)は音が出なくなった蓋(ふた)の上にベニヤ板を貼っておられました。
子供達の名前が残っていたりしてかわいいものです。
採算が合わないのですが、小学校や幼稚園からくる樽太鼓の修理は積極的に引き受けております。
遠慮なく相談をどうぞ。
くれぐれも接着剤や金釘を使って自己流の修理もどきだけはしないで下さい。
早いうちに「たるや竹十」へ持ち込んで下されば何とかしてみますから御安心を。


全く意味がありません。
フタの木がささくれ立って来て危険な状態になったら、フタの取り替えです。
右の樽(たる)が修理完了品です。新品と区別が付かなくなります。

2014年09月11日

樽太鼓がフランスへ行って来た

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この週末、新潟では恒例の「新潟総踊り祭」が開催されます。
たるや竹十が作った「たる太鼓」もたくさん登場する予定です。
この催しに使う樽太鼓は通常の樽より板を厚くして強度を増した物です。
総踊り祭のメンバーがフランス西部のナントへ遠征した折の写真を送って下さいました。

2015年01月20日

樽太鼓の夜間出荷

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樽太鼓(たるたいこ)は味噌樽や漬物樽と違って、御注文が10丁〜50丁といったように
まとまって沢山受注するので、冬は荷造りが済むと日が暮れております。
味噌樽や漬物樽は殆どが個人の方の御注文で基本的に一個単位です。
樽太鼓は学校や太鼓のグループからの依頼なので、自然と数量も増える訳です。

2015年02月06日

樽太鼓を映画撮影用に発送する

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時代劇の小道具として欠かせないのが、古色を帯びた杉樽です。
江戸時代だけではなく戦前を想定した映画には必ずと言っていい程、酒樽(たる)が登場します。
今回は京都太秦の撮影所近くにある、映画美術の会社からの依頼で大量の樽太鼓(たるたいこ)を出荷しました。
ことほどさように当時は樽(たる)が生活に密着していたのです。

2015年03月05日

樽太鼓の規廻し(ぶんまわし)

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規廻し(ぶんまわし)です。規とは要するにコンパスです。
製図などに使用する物の大型版です。
樽太鼓(たるたいこ)、漬物樽、味噌樽は勿論、酒樽などに塡める
ソコとフタを丸く加工する際に見当を付けておく簡単な道具です。
昔のまま、木製の規廻しを使うと微妙な誤差が出ますので、
今では主に写真の上に乗っている金属製の物も使います。

誤差が出ますと銑(せん)という刃物を使い修正すると同時に
断面を滑らかに仕上げます。銑廻しと言います。

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こちらは「引き回し」の作業です。大きな帯鋸(のこ)で印を付けた通りに丸くして行きます。
印の線の中心を切るか,外側を切るか、内側を切るかで直径は当然変ってしまいます。
そして、大切な点は真円ではなく、ほんの少し楕円に廻し切る事です。
写真で見ると右端と左上の部分を木頭(きがしら)と言うのですが、
この部分を他より少し大きく取って楕円にします。
タガを締める事により木目が縮まり、酒樽(たる)になった時に真円になる訳です。
逆に真円のソコやフタで樽(たる)を作ると逆の楕円型に仕上がってしまいます。
良い樽(たる)とは言えません。

たるや 竹十

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