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こも アーカイブ

2011年07月20日

菰専門店による菰巻き指導

今日は何故か海の日で、世間では連休だそうですが、樽屋は営業しております。

全国で10軒程になった樽屋より菰屋さんは更に少なくて日本中に3軒だけです。
その中の一軒、老舗の矢野三蔵商店さんのプロによる巻き方紹介です。

 菰の巻き

撥(バチ) [バイ]とも言う


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樫の木で出来ており たたく、こする 作業を担う  縄は叩いて締める事により菰に馴染み より強く締める事ができる




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柔らかく粘りのあるグミの木を削り出して作ったもの 職人が自分の手に合った大きさ、形に仕上げている      現在はステンレス製の特注品を使用             長さ約30cm

2011年07月27日

酒樽、醤油樽の三ツ輪掛け

DSC01763.JPG

巻き上がった菰巻きの酒樽を輸送用に更にビニール袋で包み、
三ツ輪掛けという簡易梱包を施し中身の酒の種類と製造期日を表示した荷札を付けて、
ようやく出荷出来ます。

古い写真はヒガシマル醤油のコモ巻き風景ですが、こういう形態の荷造りを「裸荷」といい、
先に何度か紹介しましたコモ巻きの方法は「本荷(ほんに)」といいます。
その中間に「仮巻(かりまき)」という無印の薄い菰を簡単に巻く方式もありましたが、
現在は殆ど見られなくなりました。

このあたりの区別が混乱しているので、今のうちに整理しておかねばなりません。
殊に最近はあらかじめ蓋を抜いた酒樽の需要が増え、
鏡(酒樽の蓋)が見えるような昔はなかった特殊な巻き方などもあり尚更です。

巻いている酒樽の向こう側に少し見える完成品には、前述のような不安定な巻き方の際に、
菰を安定させる為に、更に一本黒い紐を結んで輸送中に菰がずれないように留意しました。
この紐はちなみに「豆樽(まめだる)」という一升や二升の小さな樽の菰巻きに使うビニール縄です。
「豆樽」の中身はガラス瓶、あるいはプラスチックです。かつては白磁の焼物でした。
菰をほどいても決して木製樽が出て来る事はありません。

2011年08月29日

出来立ての「仙介」の菰巻き

灘五郷の泉酒造さんでは長らく「泉正宗」の菰を使っておりましたが、
練習の最終日に届いたばかりの新しい菰「仙介」が登場。
早速、師匠に手本を見せてもらった後、蔵人ふたりが飾樽を巻きます。
見事な亀甲巻が完成しました。

酒樽に菰を巻く練習の前に師匠の模範を見る 前編

先週実現した福寿の神戸酒心館と仙介の泉酒造、合同による、
酒樽菰巻き集中講座の仕上げに荷師であるO氏の完璧な技を全員で拝見しつつ、
DVDに残しておいて将来、菰巻きの技術が不明になった時の手本に、
樽屋竹十も含め3社で各自、動画を撮影しながら極秘の技術を披露して頂きました。

今回は先週三日連続で各自実際に菰巻きを練習した後ですから、
重要な箇所や難しい部分を仔細に見ることが出来ます。
反対側からも同時に撮影していたので、接近しての撮影は無理でしたので、
後日、改めて詳細は再録画致します。

酒樽に菰を巻く練習の前に師匠の模範を見る 後編

約20分で師匠の模範が完了しました。
見事な菰巻きの酒樽です。
指が入らないくらい固く縛っていますが、
力をかけるのは要所だけで、あとは案外軽く作業します。
本気で巻けば、もっと早い筈です。
出来上がった時には、思わず周囲の生徒達から歓声と拍手が。


2011年09月11日

昔の菰の巻き方

DSC01259.JPG

DSC01260.JPG

菰の巻き方は各酒造メーカーによって、それぞれ微妙に異なります。
戦前の菰巻き樽が出て来たので、中の酒樽を見てみたかったので、
解く前に菰の巻き方を仔細に比べてみると大きく違っていました。

ビニール菰が主流の今、昔は本菰に荒縄、中に藁を入れて形を整えています。
写真の巻き方が本式ではないかと思われます。
今でも、この巻き方を踏襲している蔵が何社かあります。

たるや 竹十

  • たるや 竹十



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