« 手作り味噌のために木樽をアクヌキする | メイン | 手作り味噌に木樽を使う »

酒樽屋が使う天の星

DSC08324.JPG

「天星(てんぼし)」です。
高野槙(こうやまき)で出来た木栓の呼び名です。
樽屋はフタの事を「天」と呼ぶ事があるので、そこに空いている穴を埋める木栓を星と称したのでしょうか。語源は定かではありません。

高野山でよく採れたので、この名が付いていますが、実際は木曽の槙(まき)も使うようです。
霊木いわれ、魔除けとして家の玄関によく槙の木を植えているので身近な存在ですが、
水にも大変強いので、主に浴槽や風呂桶に使われ、槙の風呂が最上と言われています。

どんなに良い酒樽を作っても、良質の「天星」がなければ、商品にはなりません。
灘五郷には、かつて何軒もの「木栓屋」さんがありましたが、尼崎の大物にあった最後の一軒の廃業に伴い、近所の木栓屋は皆無になりました。
昔の木栓は全て吉野杉製でしたが、「滲み」には勝てませんでした。
毎日、蔵元へ朝早く栓の取り替えに出かけるのが苦痛だった記憶があります。
今でも、香りを重視する極少数の蔵元が杉製の栓を使っています。


今は高野槙の地元、和歌山の業者が殆どの木栓類を作っています。
槙の樹も辺材は水を漏らしますので、杉と同じように中心付近だけを使います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.taruya.com/mt/mt-tb.cgi/397

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

たるや 竹十

  • たるや 竹十



  • 写真及び記事の無断転載はご遠慮下さい
  • About

    2009年01月31日 16:31に投稿されたエントリーのページです。

    ひとつ前の投稿は「手作り味噌のために木樽をアクヌキする」です。

    次の投稿は「手作り味噌に木樽を使う」です。

    他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

    Powered by
    Movable Type 3.35