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2007年01月 アーカイブ

2007年01月04日

酒樽屋 新年の御挨拶

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、ひとかたならぬ御贔屓にあずかり真に有難うございました。

大晦日まで働いておりましたので、正月三ヶ日は寝正月でした。

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酒樽屋の鏡餅は、かわいい小餅を樽の側板の上にしつらえてみました。

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『古鏡』樋口隆康著(新潮社)より
「画文帯同向式神獣鏡」

酒樽の蓋のことを「鏡」と申し、そこに取り付けられた木栓を「天星」と呼びます。
古来、上の写真の如く丸い物を古鏡に擬えて、鏡と云いました。
鏡餅も円形に丸めたからです。

毎年、一月十一日頃の鏡開きの儀に倣い、
祝事に酒樽の蓋を開くことを「鏡開き」と申します。
「鏡割り」という言い方は忌み言葉なので、正式には用いません。

新年早々、くだくだしく申し上げましたが、
本年も、ひとつ宜しくお願いいたします

2007年01月15日

たる屋の鏡開き

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江戸時代、武家では男は具足(鎧の一部)の前に、女は鏡台の前に鏡餅を置き、十五日に、これを割って食べたものです。平民は神仏の前に供えました。

写真は雑誌「週刊プレイボーイ」昭和43年1月30日/2月6日合併号に掲載された、昭和43年1月15日に日本武道館での「鏡開き式」に登場した故三島由紀夫氏(前日43歳になったばかり)。
この二年後に自刃。

「今の戦争の超スピードをF104搭乗で味わったのち、昔の戦争の超スロモーを武道館の鎧の着初め式と出陣式で味わった。着付だけで三十分以上かかる武具一揃は 重量三十五キロ。バーベルをかつぎ馴れているから 鎧は楽だし 冑も 無線のついたパイロット・ヘルメットの 頭を押えつけられる感じとあまり変りはない。重装備のコロコロした兜虫的な武装のなごりは 今は人間ではなく タンクに残っている。めくらで唖でツンボなのが戦車だと言われているが なるほど鎧兜に身を固めると 視界もせまく 身動きも不自由で 却ってガムシャラな勇気が出るような気がする 大将のキュークツさがよくわかった。やっぱり足軽のほうがいい。」三島由紀夫(原文のママ)

上記文章が新全集に収録されているかどうか、未だ確認しておりませんけれど、写真は未収録でしょう。
この時の別写真はLP「椿説弓張月」上の巻(横尾忠則装)に掲載されております。「下の巻」は未刊。

その後、新潮社刊「決定版全集 34巻」に『(無題 若武者出陣)』として、収録されていることが判りました。

2007年01月30日

新潟総踊りに樽太鼓(たるたいこ)を送る

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新潟では、この時期に由緒ある祭り「にいがた総踊り」が催されます。
樽太鼓を用いた行事もあるらしく、「たるや竹十」から沢山の樽太鼓(たるたいこ)を、何回にも分けて、お送りしました。

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新崎樽ばやし連のサイトより

5回目となる今年は、300年前の新潟で踊られていた小足駄(下駄)と扇子による踊りを復活させ、新潟伝承の一斗の樽太鼓を使った樽砧リズムによる1千人規模の「下駄総踊り」行列と定点演舞を併せたものです。
昔の新潟の三日三晩踊り明かした祭の復活。にいがた総おどりは祈りと願いを込めた当時の踊り祭を復活させるべく誕生したそうです。

「短夜の 夢ならさめな 樽ぎぬた」 尾崎紅葉

2007年01月31日

漬物屋に漬物樽風の展示用樽を発送する

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京都の某有名漬物屋の店頭展示用に一見、漬物樽に見える「上げ底樽」製作の依頼がありました。
ここでは直接、漬物が樽に触れる訳ではないので、水分が洩れても構わないのですが、
敢えてキッチリ作りました。

ところで、樽の正しい使い方として、漬物の間にビニールを挟む事は、なんとか止めてもらいたい、というのが「たるや」の本音です。
折角、杉樽で拵える意味がありません。
樽屋としては、たいへん不本意なのです。

因みに下の写真は、老舗漬物店の千枚漬け。
おいしいけれど・・・・・・・・
ビニールやめたら、さらに美味、請合います。

しかしながら、「たるや竹十」の漬物樽が皆様の目に触れる機会があった事はありがたいことです。

たるや竹十」は全ての商品が手作りですから、H.P.上に紹介している樽(たる)は常に何個かの在庫を持っておりますが、基本的にオーダーメイドなのです。
ですから、このような変形樽の依頼にも応えられる訳です。

たるや 竹十

  • たるや 竹十



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