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モロッコの樽屋あるいは地中海の余白

地の果て、モロッコにも樽屋があります。
水のきれいな処に樽屋あり。
ジブラルタル海峡で採れたばかりの新鮮な蛸を樽の中に入れて、その中で塩もみする訳です。


檻製作:針金屋銀三 意匠:DIVA

ジュネの「愛の唄」のDVDは英国版が先行しましたが、樽屋が買ったフランス版の方がお奨めです。
ジャコメッティの珍しい映像やジュネの詩を歌ったCDと、この冊子が付いています。

それに「愛の唄」に変なBGMが流れてきません。日本で上映された時も意味無くバッハが挿入されました。
この映画は音楽なしで見るべきものです。

写真の葉書は今日終った金子國義さんの美術倶楽部での花のノートルダム
展のものです。
今年も新作ゆかたの展覧会が6月12日から種村さんの銀座の画廊で催されます。
「花のノートルダム」の日本語訳は現在絶版ですが、鏑木清方訳が出ることを望みます。


写真Ron Holer

写真はモロッコのジャンジュネの墓。
小さな大理石板で出来た、この泥棒作家の墓石は一度泥棒にあって、再建されたものだそうです。

昔、この隣にはスペイン刑務所があり、更に、その奥には淫売窟があったといいます。
ジュネは21歳の時、志願兵としてモロッコのライフル連隊に配属され、晩年もその地の孤児たちと過ごしました。
遺言通り、大西洋を望むララシュの旧スペイン人墓地に、頭をメッカの方を向けて埋葬されています。
これ以上ジャンジュネの終焉の地にふさわしい場所はないでしょう。

「言葉のあらゆる映像は砂漠にあり、それを索めに出かけなければならない」(『恋する虜』)

投稿者 diva : 04:37 | コメント (0)

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たるや 竹十

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    2006年05月30日 04:37に投稿されたエントリーのページです。

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