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独逸の樽屋、といっても映画監督 其ノ一

独逸にファスビンダーいう映画監督がいました。
ドイツ語でfassは樽、binderは結ぶ人。
つまりFassbinderは樽屋なのです。

だからという訳でもありませんが、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(1945~1982)は樽屋の好きな監督の一人です。

彼の先祖も樽屋だったのかも知れません。

去年の今頃、パリのポンピドーセンターで大回顧展が催されました。
写真はその時の大部のカタログです。
元になっているのは代表的なファスビンダー論である1996年刊のトーマス・エルセッサー著"Fassbinder's Germany"
そのドイツ語訳が2001年に出版され、写真の仏語版は増補決定版のようなもの。
巻末の書誌が充実していますが、残念ながら日本語の著書は完全に欠落しています。

この展覧会の後に現代思潮新社から「ファスビンダー」上梓されました。

ボーブールでは、別の企画会場でジャン・ジュネの「愛の唄」が上映され、別の階ではファスビンダーの遺作「ケレル(ブレストの乱暴者)」が公開されているという奇妙な日も。

「愛の唄」は市販され、「ケレル」も紀伊國屋書店から昨年DVDが発売されて、字幕付で観ることが出来るようになりました。
三島由紀夫の映画版「憂国」も全集に収録され、もう高価で画質の悪い海賊版に頼らなくてもよさそうです。

樽屋贔屓の「三本立て」が、ようやく封印を解かれました。

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たるや 竹十

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    2006年05月07日 23:31に投稿されたエントリーのページです。

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