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清酒を杉樽に詰口する(樽屋の仕事ではない)

樽酒はタンクから直接、生酒を樽(たる)に入れるのではなく、酒税の関係から面倒ですが、皆さんがいつも目にする一升瓶から一本ずつ入れるのです。30年位前は大桶に太いホースを繋いで樽詰していました。
勿論、沢山こぼれたり、あふれたりします。細かいことは気にしない大らかな時代だったのですね。
でも清酒を胃の中に入れて帰る事は許されますが、瓶などに入れて蔵から出ると、即、脱税になる事は今も昔も変わりません。

先ず、一升瓶の清酒を用意します。今日は二斗樽(36リットル)ですから、瓶は20本必要です。
むかしは一升瓶は木函の10本入りでしたが、今はプラスチックの6本入りなので、よく計算違いをするそうです。この場合も6本入り3ケース+2本。

碁盤目に穴の空いた木製の道具(名前?)を用意します。小瓶用など各種あり。
他の道具と同様よく使い込んだ物の方が手になじみます。

こんな大きな漏斗を使います。昔は杉桶の物を使っていました。
左に見える黒い棒状のものは、一升瓶の王冠抜きの道具。鉄パイプを使いやすいように加工しただけの物です。

一升瓶を順次、「板格子」の孔に突き注して、お酒を詰めていく訳です。
一度に10本位突き注すので、空瓶を抜く順番を間違えると、ひっくり返って、また大事な清酒がこぼれてしまいます。瓶が割れた時などと同様、税制上「亡失」と書いて、こぼれた酒も税務署に提出しなければなりません。
樽に酒を詰める行為は酒税法等の問題から造り酒屋にのみ認められている事なので、酒販の免許を持った一般の小売店にも許されていません。

たるや竹十

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    2006年03月07日 21:54に投稿されたエントリーのページです。

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